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SE職⑦:よく使う専門用語・知識

職種紹介

「“要件定義”って何?“保守”って雑用?」SIの現場で飛び交うリアル用語

IT業界には、知ってるフリをしがちな専門用語が山ほどあります。
でも、意味を知らずに“なんとなく”使っていると、現場ではすぐバレます。

ここでは、SE職でよく使われる用語をピックアップして解説します。


■ 上流~下流工程(要件定義〜運用保守)

SI(システムインテグレーター)業界の業務は大きくこの順番で進みます。

工程 内容 よくある役割
要件定義 お客様の「こうしたい」をヒアリングし、システム要件に落とし込む コンサル、上流SE
基本設計 どんな仕組みにするかを設計 SE(上級)
詳細設計 実際の画面や機能を細かく設計 SE、PG
開発 プログラミング PG(プログラマー)
テスト バグがないか確認(単体・結合・総合) SE、テスター
運用保守 リリース後の不具合対応や改善 保守SE、サポート

学生が「開発がやりたい」と言うとき、実は“どこを指してるか”が曖昧なことが多いんです。
要件定義からテスト、保守まですべて“開発工程”の一部です。


■ 「保守」は雑用ではない!

「保守って、トラブル対応だけでしょ?」
いえ、それは大きな誤解です。

保守は「リリース後の運用改善」を担う重要ポジション。
むしろ、「仕様書のない既存システムをいじる」なんて超スキルが求められます。

しかも保守経験者ほど「ユーザー視点」や「現場感覚」に強く、社内SEやPMにキャリアアップしやすいんです。


■ よく飛び交うリアル用語たち(一部抜粋)

  • SIer(エスアイアー):システム開発会社。SI企業とも。

  • RFP(提案依頼書):顧客からの「こういうの作って」というオーダー。

  • 納期・デグレ・バグ・チケット管理・ウォーターフォール・アジャイルなど、
    実際のプロジェクトでは専門用語が連発されます。


▼まとめ

  • SE現場では「開発=プログラミング」じゃない

  • 保守・運用こそ現場力がつく工程

  • 専門用語を「体感で理解」しておくことが大事

ITの用語を“言葉だけ”で覚えようとせず、
自分の言葉で説明できるようになると、インターンでも即戦力として評価されやすいですよ!

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