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“安定志向”が一番不安定な時代に生きているという皮肉

就活リアル

「安定してる会社に行きたいんです」
就活中に、よく聞くこの言葉。でも、それって本当に“安定”なのだろうか?

たとえば親世代が信じていた「安定」とは、大企業・終身雇用・年功序列。この3点セットだった。ところが今は、副業OK、成果主義、ジョブ型雇用、早期退職制度、AI導入による再配置…。どれをとっても、“安定”とは真逆の動きばかり。

つまり、「安定を求めて大企業へ」が通用した時代は、もう終わっている。

むしろ現代は、「変化に強い人材」が“新しい安定”の象徴だ。自分で仕事を生み出せる人、スキルを持って横移動できる人、自分をマネジメントできる人。会社ではなく“自分自身”が安定した存在にならない限り、どこへ行っても揺れる。

「安定志向」という言葉は、一見堅実に聞こえるけれど、それが逆に変化を拒む“リスク志向”になってしまっていないか?

就活で「安定してそう」という視点だけで企業を選ぶと、いざ変化が来たとき、真っ先に打撃を受ける可能性もある。

“安定”とは、会社に守ってもらうことではなく、「変わり続ける力を持つこと」なのかもしれない。

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