■ 「アカウントやってました」だけじゃ、弱い。
SNS運用職に就きたい学生の多くが言います。
「自分のインスタを3年やってました」
「サークルのTwitterを担当してました」
…でも、それだけじゃ企業は採りません。
なぜなら**「フォロワーが増えた理由」「誰に何を届けたのか」「どんな投稿が効果的だったか」**が語れないと、単なる“趣味”と見なされるからです。
■ 学生時代にやるべきは、“運用”じゃなく“分析と提案”
SNS運用職を目指すなら、次のような視点を意識して動いてみましょう:
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アカウントの目的を設定する
→ 例:「新歓イベントに100人呼びたい」 -
投稿ごとにKPI(成果指標)を設定する
→ 保存数?シェア数?クリック数? -
投稿後にデータ分析する
→ どんな画像・テキスト・時間帯が効果的だった? -
次回施策への改善提案を出す
→「次はこのハッシュタグを変えてみよう」など
要は、“見た目がオシャレな投稿”よりも、**「成果につながる戦略的な運用経験」**が求められるということです。
■ 実践におすすめな行動例
やっておきたいこと | 補足 |
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学内・団体のSNS運用を引き受ける | サークル、ゼミ、NPO、学生団体など |
投稿にKPIと目的をつけて振り返る癖をつける | 分析→改善提案が評価ポイント |
マーケティングを学ぶ(独学でもOK) | 「誰に何を届けるか」を意識する習慣づけ |
CanvaやCapCutで画像・動画編集スキルを習得 | 1人で回せる力は武器になる |
トレンド観察を日課に | X、Instagram、TikTokを“プロ目線”で観察 |
■ 面接でアピールできる経験の一例
「大学の○○サークルでSNS運用を担当し、1ヶ月でフォロワーを200人→650人に増加させました。
投稿ごとにKPIを設定し、特に保存数とシェア数が伸びたコンテンツを分析した結果、画像のテイストと投稿時間に傾向がありました。
そのデータをもとに運用方針を提案し、エンゲージメント率が1.8倍に向上しました。」
このレベルで語れると、企業は「この人、使える」と感じます。
■ 学生へのメッセージ
「SNS好き」は入口。でも、職業にするには“運用実績”が必要。
トレンドを追うだけでなく、**“届ける力”と“改善する力”**を磨く行動を、今すぐ始めてください。