■ SNS運用は“入り口職種”。ここから広げる人が強い。
SNS運用職は、実はマーケティング職やブランディング職、広報職への登竜門的な位置づけでもあります。
企業にとっても「若手にまず任せやすい」「成果が可視化しやすい」職種だからこそ、
ここからスタートして、キャリアを“横に広げていく”人が多いのが特徴です。
■ キャリアの広がり方【実例】
ステップ例 | 内容・補足 |
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SNS運用職 → コンテンツ企画職 | 「何を投稿するか」を自分で考えるポジションへ |
SNS運用職 → Webマーケティング職 | LP(ランディングページ)や広告とも連携し、CV数に責任を持つ立場へ |
SNS運用職 → ブランディング職 | SNSで培った“共感づくり”の経験が活きる |
SNS運用職 → 広報職 | 社外向けの情報発信・メディア対応などにもステップアップ可 |
SNS運用職 → フリーランス | SNS運用代行/アカウントコンサル/講師なども現実的 |
■ キャリアが広がる人の特徴
SNS運用で終わらず、そこから伸びていく人には共通点があります。
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数字に強い:インサイトを見てPDCAを回すのが得意
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企画ができる:単なる投稿係でなく、戦略立案から携わっている
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発信に責任を持つ:炎上リスクや企業イメージを考えられる
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“バズらせる”より“届ける”を大事にしている
このあたりの力を磨けば、キャリアの選択肢は一気に広がります。
■ キャリアが狭まりやすい人の特徴
逆に、「ずっとSNS担当で、投稿だけしてた」というタイプは要注意です。
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「インスタはやってたけど、数字は見てない」
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「言われた通り投稿してただけ」
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「どんな目的で誰に届けたか覚えてない」
このままだと、“SNSの人”で終わってしまい、社内異動も転職も難しくなります。
■ 学生へのメッセージ
SNS運用は、スキルより“姿勢”で差がつく。
「バズった経験があるか」よりも、「データを見て改善できるか」。
「オシャレな投稿ができるか」よりも、「相手に届く工夫ができるか」。
そういう人が、“SNS運用の先”を掴んでいきます。