■ 「SNSが好き」だけでは仕事にならない
「インスタ好きです」「TikTokずっと見てます」——
確かにSNSが好きなことは大事です。でも、それだけでは**“仕事として通用する視点”**にはなりません。
企業のSNS運用とは、
✔ 会社のブランディングになるか
✔ 採用や売上にどう繋がるか
✔ 炎上リスクをどう抑えるか
といった、**「ビジネス視点」と「戦略思考」**が必要な領域。
■ 学生が持っておくべき3つの視点
① 「投稿する側」の視点
普段は“見る側”のSNSも、いざ運用する立場になると全く違う世界。
投稿時間・頻度・トンマナ(語り口)・導線設計など、考えるべきことは山ほどあります。
② 「数字で見る」視点
SNS運用では、**「見られたか/届いたか/動かせたか」**を数字で可視化できます。
「バズった・バズらなかった」で終わらず、インサイト(分析画面)を見て振り返る力が重要です。
③ 「炎上リスクを考える」視点
SNSは発信力が強いぶん、誤解や批判も起きやすい場所。
「この言い回しで誰か傷つかないか?」「社内確認は通っているか?」という
“守り”の意識も不可欠です。
■ 「SNS運用=やりがい搾取」にならないために
SNS運用は学生インターンや若手社員に任されやすいポジションです。
でもそれが「とりあえず若いから」「センスありそうだから」だけで決まるとしたら危険。
“若さ”で選ばれた役割でも、“成果”で価値を証明できるかが大事。
自己流のセンスに頼らず、**試行錯誤と検証の“PDCA”**をまわせる人こそ、
SNS運用からキャリアを広げていけます。
■ 学生へのメッセージ
SNSが“趣味”のままで終わるか、“武器”になるかは自分次第。
企業にとってSNSは、もはや「遊び」ではなく「戦略」。
そのことを理解して、発信に責任を持てる人材になってほしいと思います。