「“なんでも屋”じゃない。“仕組みをつくる屋”だ。」
Webディレクターって、
「デザイナーやエンジニアに指示出すだけの人でしょ?」
「スケジュール管理するだけで、なんか中途半端じゃない?」
…そんな誤解、めちゃくちゃ多いです。
でも現実は──
“誰も手をつけていない部分を形にする人”。
企画と現場のズレ、エンジニアと営業の衝突、要望と予算のギャップ…
そういった“グチャグチャ”を整理し、現実的な落とし所を見つける。
それがWebディレクターの本質です。
■学生に持ってほしい視点は、2つ。
① 「設計する力」=“つくる前の仕事”の重要性を理解すること。
いきなりデザインや実装に入る前に、情報設計や要件整理がある。
その部分を面倒がらず、丁寧に考えられる人は、ディレクター向きです。
② 「人を動かす力」=“専門職を信頼・巻き込む姿勢”を持つこと。
自分が全工程をできなくてもいい。
大切なのは、「できる人に頼れるか」「共通言語で話せるか」。
エンジニアやデザイナーと良好な関係を築ける人こそ、ディレクターの適性アリ。
■まとめ
Webディレクターは、“現場を回す”人じゃない。
“現場を動かす構造”を考える人。
だから学生のうちから、
・計画を立てる力
・調整や交渉を恐れない姿勢
・目的から逆算して動ける視点
を意識しておくと、将来の強みになります。