「若手が活躍しています!」
「20代でマネージャーに!」
そんな言葉に、ワクワクする就活生も多い。でも、その裏にある“現実”も知っておいてほしい。
若手が活躍している=若手が育っている――これはポジティブな見方。
でも、もし中堅やベテランが抜けているから、若手が“活躍せざるを得ない”だけだったら?
実際、「若手にチャンスがある」と謳う会社の中には、過重労働・教育体制の未整備・離職率の高さといった構造的な問題を抱えている企業も少なくない。
ベテランが定着しない会社には理由がある。
人間関係か、労働環境か、評価制度か――。
それらの原因が改善されず、結果として若手にすべての負荷が回っていることもある。
もちろん、若手に責任ある仕事を任せてくれる会社は魅力的だ。でも、「任されること」と「押しつけられること」は違う。
企業選びでは、「若手が活躍している背景」を冷静に見てほしい。
20代が多すぎる組織、10年選手がいない組織、上司がみんな年下――そんな会社には要注意だ。
「若手が活躍できる」のか、「若手しかいない」のか。
その違いが、あなたの未来を左右する。