――“文化財”で終わらせない。未来をつくるのは、技術とアイデアだ。
正直に言えば、陶芸家の将来性は「何もしなければ厳しい」です。
後継者不足、原材料費の高騰、流通の弱さ…。
今や、多くの窯元が「次の世代に継がせられない」と廃業の危機に直面しています。
でも、それって本当に「仕事として成立しないから」なんでしょうか?
実際には、海外では日本の陶芸技術が高く評価されていたり、体験型観光としての需要が伸びていたりと、“活路”は確実に存在しています。
たとえば:
-
海外向けにEC販売をする
-
Webで弟子募集をかける
-
工房にカフェを併設して観光導線をつくる
-
NFTや3Dスキャンといったデジタル連携
など、「古い技術 × 新しい発想」で生き残る道は、確実にあるんです。
“職人が技術、若者が広報・販路”を担う二人三脚型の経営も十分に成立します。
大卒の知見やビジネススキルを持つ人が職人の世界に入ることは、むしろ“希望”になる可能性すらある。
衰退の一本道か、再生の一歩目になるかは、若者の「入り方」次第なのです。