――“弟子入り”だけが道じゃない。入り口は、もっと多様でいい。
陶芸家になりたい。でも、どこでどう始めたらいいの?
そんな声に対して伝えたいのは、「いきなり陶芸の道に飛び込まなくていい」ということです。
◎大学時代にできることは、意外と多い
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ワークショップや陶芸体験に参加する
まずは触れてみる。ろくろを回してみる。土をこねるだけでも、感覚がガラッと変わります。 -
美術館や工芸展に行く
伝統工芸の美しさや多様性に触れ、“作品を観る目”を養うことも重要です。 -
地方の工房でインターンや短期滞在してみる
例えばJOBTRYのような仕組みを使って、現地の工房と出会い、暮らしながら仕事を体験する。これが最もリアルな入口になるかもしれません。
◎加えて、大学生だからこそ活かせること
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IT・英語・マーケティングの勉強をしておく
将来、職人として“技”を磨いたときに、それを世の中に届ける手段になります。ECサイトを作れる、海外とやり取りできる、PR動画を作れる――これが全部「武器」です。 -
人との出会いを大切にする
作り手の世界は狭く見えて、実は人の縁で広がっていく世界。大学での出会い、インターン先での出会いが“将来のきっかけ”になることも珍しくありません。
陶芸の世界に進むなら、「芸術肌」だけじゃ足りません。
地に足をつけて、生活と結びついた“リアルな選択”として捉える視点が必要です。