“利益を守る”最前線に、新人も立たされる。分析だけじゃ終わらない。
「原価企画なんて、若手はデータ集計でしょ?」
――そんな風に思ってる人、結構います。でもそれ、半分しか合ってません。
原価企画職の若手には、「分析+調整+提案」まで含めた仕事が早い段階から任されます。
なぜなら、数字が読めるだけじゃ、企画にならないから。
🔰新人でも任されること(リアル):
① 製品コストの見積もり試算
設計図面やスペックをもとに、材料費や加工費を積み上げて、製品1個あたりの原価を試算。
→ 誤差が数円でもNG。
→ 過去製品との比較や、市場価格の調査も必要。
② 他部門との価格すり合わせ
試算した原価が「利益目標に届かない」ときは、
設計や購買と連携して「もっと安くできないか?」の交渉をする。
→ 若手でも“価格交渉の入口”には立つことが多い。
③ 会議資料・原価レポートの作成
経営層に提出する原価関連の報告資料を、若手が取りまとめることも。
→ 数字だけでなく、意図や改善ポイントも言語化する必要あり。
数字と現場の間を動く、“攻めの分析屋”としてのスタートラインに立つのが、原価企画の若手の役割です。
「Excelが使えればできる」と思ったら痛い目にあいます。