“理系”だけじゃ足りない。数字×現場感の両輪がカギ。
原価企画は、製造業のなかでも「企画」と「管理」の要素を併せ持つ職種。
理系的な知識が求められる場面もありますが、数字を“どう読むか”と“どう動くか”のバランス感覚がモノを言います。
だからこそ、学生時代にやっておくと有利なのはこのあたり👇
学生時代にやっておきたいこと
① エクセルで“数字管理の型”を覚える
・原価企画は、予算・見積・実績の管理がすべて。
・SUMだけじゃない。VLOOKUPやIF関数、ピボットも触っておくと◎。
② チームで動く経験(ゼミ、インターンなど)
・技術/営業/生産など、社内外との調整が多い。
・立場が違う人と、どうすり合わせていくかの経験が大事。
③ 製造業やモノづくりの「構造」を学ぶ
・部品→組立→出荷という流れを、なんとなくでもイメージできると強い。
・工場見学や企業説明会は“構造理解”のチャンス。
④ 「業界地図」や「原価計算の本」に触れる
・知識ゼロでスタートするより、概要だけでも知っておくと初速が違う。
・難しい理論より、“概念”をざっくり押さえるのが目的。
⑤ 「なんでそれ高いの?」と疑問を持つ癖を
・原価企画は「この部品、もっと安くできないか?」を考える仕事。
・日常生活でも「価格の裏側」を考える癖が、実はトレーニングになる。
数字に強いだけじゃダメ。現場の事情にも配慮できる人材が原価企画向き。
学生のうちから、数字・交渉・構造理解の3つを意識してみてください。