「センスがあればできる」なんて、甘すぎる。
「デザイン=絵が上手い人の仕事」「美大出身じゃないと無理」
そんな声を今でもよく聞きます。でも現場にいると、その誤解がどれだけ危ういか、よく分かるんです。
実際は、クライアントや社内メンバーから「なんか違うんだよね〜」の嵐。
その“なんか”を言語化して、修正し、納期に間に合わせるのがプロの仕事です。
華やかなイメージとは裏腹に、やってることは地道な調整と修正の連続。
何十パターンも作って、やっとOKが出ることも。
「センス」よりも「しぶとさ」と「他人の要望をくみ取る力」が問われます。
「好きなものを作る」のではなく「求められるものを形にする」。
ここに気づけないと、理想と現実のギャップに苦しみます。