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設備保全④:「“止まるな”というプレッシャーの中で、静かに戦う。」

職種紹介

■ とにかく“止めるな”が絶対命令

設備保全にとって、最大のミッションは「生産を止めないこと」。
でも現場は、そんな保全の気持ちとは関係なく、突然牙をむいてきます。

  • ラインが急停止、出荷遅延の危機

  • 電気系のトラブルで設備がフリーズ

  • 夜中に“異音がする”と電話が鳴る

  • 古い設備が想定外の壊れ方をする

👉止まった瞬間、現場中の視線が“保全チーム”に集まる。
「早く直せる?」「いつ復旧できる?」「何やってたの?」
──この重圧に耐える覚悟が、まず必要です。


■ 「評価されないのに、責任は重い」

設備保全の成果は、“トラブルが起きなかった日々”。
つまり、何も起きなければ起きないほど、仕事が見えない。

  • 異常が起きてない=何もしてないわけじゃない

  • 予防保全や改良をしているから“何も起きない”のだ

でもそれが外からは見えにくい。
目立たないけど、責任は重い──矛盾を抱えた職種です。


■ いつも“最前線”ではないけど、“最後の砦”ではある

  • 設計、製造、品質…みんなが設備に依存している

  • どこかが困ったときに呼ばれるのが保全

  • 「何とかしてくれ!」の丸投げもある

その場しのぎの応急対応、
翌朝までに復旧させないと全体が止まるプレッシャー…

👉**トラブル=“保全が耐える時間”**とも言えます。


■ でも、現場からの信頼は圧倒的

評価はされにくくても、
保全の凄さを一番知っているのは「同じ現場の仲間たち」。

  • あの人がいたからラインが動いた

  • 無理難題にも、黙って応えてくれた

  • 愚痴ひとつ言わず、夜中に対応してくれた

👉だからこそ、「○○さんがいるから大丈夫」
──そう言われる保全になると、やりがいは爆発的に大きくなります。


■ 学生が持つべき視点

  • 表彰や数字では測れない、“プロフェッショナルな信頼”を築ける仕事

  • 最初は“誰かのサポート”から始まり、最終的には“現場の守り神”になれる

  • 「評価されない仕事こそ、本当に価値がある」──この価値観にピンと来たら、保全職は向いています

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