まずは“土と会話”するところから。重機よりも、雑草と虫との戦いが先。
農業の世界に飛び込んで、いきなり「トラクターに乗って!」「収穫バリバリやって!」なんてことは基本ありません。
若手に任されるのは、“地味で泥くさい作業”が9割です。でも、そこに農業の本質があります。
新人がまず任される仕事は…
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草取り(雑草との終わりなき戦い)
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地味だけど超重要。雑草に養分を取られると作物が育たない。
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水やり・温度管理
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「水やればいいんでしょ?」じゃない。土の乾き具合、気温、風、全部見て判断。
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苗の植え付け補助
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植える“深さ”が1cm違うだけで、生育に差が出る繊細な仕事。
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収穫の補助作業
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収穫タイミングを読む「目利き力」は、先輩の背中を見て覚える。
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出荷準備(仕分け・箱詰め)
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見た目や形を見て選別。「売れる品質」を学ぶ最初の一歩。
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いきなり任されない理由
農業は「見て学ぶ」「感じて覚える」ことが多い。
**経験=感覚。**そしてそれは、マニュアルだけでは絶対に身につかない。
よくある若手の感想
「毎日土に触れてるけど、“育ててる感覚”がやっと分かってきた」
「野菜も生き物だってことが、少しずつ実感できるようになった」
農業は、すぐに成果が出ないからこそ、コツコツ積み上げる“感性”が育つ仕事なんです。