■ 新人のスタートラインは「仕訳入力」
まず任されるのは、日々の仕訳処理や伝票のチェック。
いわば“数字の掃除係”。
地味だけど、会社の取引のすべてがここに流れてくる。
👉 経理の世界では、「仕訳が読めない=地図が読めない」状態。
まずはここで“会社のお金の流れ”を身体で覚えます。
■ 請求書の確認・処理
毎月飛んでくる無数の請求書。
金額、支払条件、取引先、内容にミスがないか──
細かいけどミスできない作業。
✔️ 「金額が1円違う」
✔️ 「契約内容と違う」
✔️ 「相手の会社名が古いまま」
地味だけど、“ここで踏ん張れるか”が信頼に直結。
■ 支払処理(振込準備)
経費や外注費など、実際の振込作業も新人の仕事。
システム入力・上司チェックを経て振込処理。
銀行とのやりとりや、支払スケジュールの管理なども担います。
👉「誰に、いつ、いくら払う」がミスると信頼失墜。責任重大です。
■ 月次決算のサポート
新人でも、仕訳や書類整理の役割で月次決算の一部に関わります。
ここから「決算とは何か」「どう数字を締めるか」が見えてくる。
■ 早ければ1〜2年で“担当者”に
数字に慣れ、ミスが減ってくると、
プロジェクト単位での担当を持つように。
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「この部署の経費を管理して」
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「この予算の進捗を追って」
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「この取引先との入出金をチェックして」
✔️ 自分の仕事が“経営数字に影響する”と実感できるフェーズ。
■ コツコツの積み重ねが、未来の武器に
派手なプレゼンも、ドカンと成果が出る瞬間もない。
でも──
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月次で数字を締める力
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会計処理の正しさを判断する力
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「今、会社はどういう状態か?」を読める力
👉 それが将来、「経営に効く人材」として大きな強みになるんです。