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財務・経理⑧:「簿記だけじゃ足りない。“数字を見る目”と“現場を知る感覚”を育てよう」

職種紹介

■ 「簿記は取っておけ」は正しい。けど、それだけじゃ弱い

まず前提として、簿記2級レベルの知識はマスト。
仕訳や財務諸表の理解ができないと、スタートラインに立てません。

ただし、「資格はあるけど、考えられない人」も多いのが現実。
これからの経理に必要なのは、「処理力」より「思考力」。


■ 経理に必要なのは、“数に強くなる”ことではなく、“数字を読む習慣”

日経新聞を読め、とまでは言わない。
でも例えば:

  • 企業のIR資料(決算書)を読んでみる

  • 自分のアルバイトの時給×時間で収支を管理してみる

  • 気になる会社の売上高・利益率をググってみる

👉 数字を“自分ごと”に置き換えて考えるクセが、後々すごく効いてきます。


■ おすすめの行動リスト

✅ 簿記3級・2級の取得

特に2級は、商業簿記+工業簿記で、
製造業などでも通用するレベル。まずはここから。


✅ 財務・経理のインターンやバイト

大学の会計課、ベンチャーの管理部、税理士事務所など。
「経理の雰囲気を知るだけでも全然違う」。


✅ 自分で“ミニ決算”してみる

たとえばサークルの会計係をやってみたり、
家計簿アプリで1ヶ月の収支を集計してみたり。

✔️ 「数字にする」ことがクセになっている人は、仕事の飲み込みが早い。


✅ 経営者の本・インタビューを読む

財務=お金の管理、だけじゃなく、
「経営をどう見るか」に直結している。

CFOや経営者が“どんな数字を見てるか”を知ると、視野が広がります。


■ 一番の準備は、「数字を“考える材料”として見る習慣」

「赤字=ダメ」じゃない。
「利益が出てる=問題なし」でもない。

数字は、“何か”を表している記号にすぎません。

👉 それを読み解ける人が、“経営に効く経理”になれる。

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