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■ 「経理は地味で堅実」…それ、表面だけ見てませんか?
学生の多くは、経理=ルーティン処理・電卓叩いてる人、というイメージを持っています。
たしかに、毎月の決まった業務はあります。
でも実際は──
「どう処理するか」より、「なぜそうなったか」を読み解く力が問われる世界です。
■ 数字には、すべて“意味”がある
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利益が出てるけど、なぜキャッシュがない?
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原価率が急に上がったけど、何があった?
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売上が伸びてるのに、利益が落ちてる理由は?
こうした問いを考えるのが経理の仕事。
「数字を見る目」は、会社の今と未来を読む“洞察力”でもあるんです。
■ 経理職を目指すなら、“企業の内部に切り込む視点”を持とう
経理は、社外の人と会うことは少ないですが、
社内の動きには誰よりも敏感でなければなりません。
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どこにお金が流れているか
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どの部署の費用が膨らんでいるか
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売上構造に変化が出ていないか
これらを察知できる人は、会社にとって「頼れるレーダー」になれます。
■ “会社のお金”を通じて、“会社の意思決定”に迫れる職種
たとえば、ある投資がなぜ通ったのか、
あるいは、なぜ賞与が少なかったのか──
それは、数字を見れば、だいたい分かる。
経理職は、そんな“会社の舞台裏”を読み解けるポジションです。
■ 学生が持つべき問い:「この数字は、何を物語っているのか?」
「売上100億円」と聞いて「すごい」ではなく、
「その売上の構成は?利益率は?継続性は?」と考えるクセ。
この“数字に問いを立てる力”こそ、
経理としてのキャリアを、深く、広く、面白くしてくれます。