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財務・経理⑩:「“数字を処理する人”ではなく、“数字の意味を考える人”になろう」

職種紹介

■ 「経理は地味で堅実」…それ、表面だけ見てませんか?

学生の多くは、経理=ルーティン処理・電卓叩いてる人、というイメージを持っています。
たしかに、毎月の決まった業務はあります。
でも実際は──
「どう処理するか」より、「なぜそうなったか」を読み解く力が問われる世界です。


■ 数字には、すべて“意味”がある

  • 利益が出てるけど、なぜキャッシュがない?

  • 原価率が急に上がったけど、何があった?

  • 売上が伸びてるのに、利益が落ちてる理由は?

こうした問いを考えるのが経理の仕事。
「数字を見る目」は、会社の今と未来を読む“洞察力”でもあるんです。


■ 経理職を目指すなら、“企業の内部に切り込む視点”を持とう

経理は、社外の人と会うことは少ないですが、
社内の動きには誰よりも敏感でなければなりません。

  • どこにお金が流れているか

  • どの部署の費用が膨らんでいるか

  • 売上構造に変化が出ていないか

これらを察知できる人は、会社にとって「頼れるレーダー」になれます。


■ “会社のお金”を通じて、“会社の意思決定”に迫れる職種

たとえば、ある投資がなぜ通ったのか、
あるいは、なぜ賞与が少なかったのか──

それは、数字を見れば、だいたい分かる。

経理職は、そんな“会社の舞台裏”を読み解けるポジションです。


■ 学生が持つべき問い:「この数字は、何を物語っているのか?」

「売上100億円」と聞いて「すごい」ではなく、
「その売上の構成は?利益率は?継続性は?」と考えるクセ。

この“数字に問いを立てる力”こそ、
経理としてのキャリアを、深く、広く、面白くしてくれます。

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