「縁の下」ではなく、「屋台骨」を支える覚悟があるか。
●総務志望の学生が、陥りがちな“NGな語り方”
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「事務仕事が得意だから」
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「目立つよりサポートが好き」
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「いろんなことに関われそう」
――もちろん間違ってはいません。けれど、これでは弱い。
なぜ“総務という立場で”働きたいのかが語れていないと、面接では刺さりません。
●採用側が見ているのは「当事者意識」
総務は、言われたことだけを淡々とこなす“事務屋”では務まりません。
むしろ現場や管理職、経営層と連携しながら、会社を円滑に動かす“仕組みづくり”を担う存在。
そのため、採用側はこう考えます:
「自分ゴトとして、社内全体を見渡せる人か?」
「業務改善や仕組み作りに関心があるか?」
この視点がある学生は、総務としての素養があると評価されます。
●“志望動機”で語るべき3つのポイント
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「誰かの役に立つ」だけで終わらせない
→「会社の仕組みや制度そのものを作ることに興味がある」と踏み込む。 -
「地味だけど大切」への共感を言語化する
→「目立たないが、組織全体の安定運営に貢献するのがやりがい」と明確に語る。 -
自分なりの“改善視点”を添える
→「学生時代に●●を改善した経験がある」「無駄をなくす工夫が得意」など、実体験と結びつける。
●「会社の根幹を支える仕事」という誇りを持てるか
総務は、日々の小さな業務の積み重ねで、会社全体を支えている。
目立たないけれど、誰もが頼る存在になれる職種です。
その誇りを、就活でどう表現できるか。
“志望動機の言語化”こそが、学生にとって最初の総務の仕事かもしれません。