1. 冒頭メッセージ
「どうやって採用人数って決めてるの?」
「評価制度って何をどう見てるの?」
──学生からは見えにくいけど、実は人事って“経営の最前線”に立つ職種。
採用も昇給も、すべて“戦略”で決まってる。
感覚とか“いい人いそうだから”なんてノリで採ってたら、会社は潰れる。
2. 採用人数の決まり方(リアル編)
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事業部門の成長戦略と連動して決まる
→「来期は営業を強化したい」=営業職を重点採用 -
退職見込み数と人件費との“にらめっこ”
→中長期的な“人数バランス”が必要 -
採りすぎたら赤字。採らなきゃ回らない
→「慎重すぎる」「攻めすぎる」人事はどちらもNG
3. 昇給・賞与の仕組みは“フェア”なのか?
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多くの企業では“等級制度+評価制度”がセット
→昇格=仕事の幅が増えたか/成果を出したかで決まる -
賞与は評価×業績連動が基本
→“なんとなくいい人”は、評価されない仕組みになっている -
上司との“関係性”よりも“見える成果”が強い
→けれど、「見える化」されていない会社も、まだまだ多いのが現実
4. 人事=裏方ではなく、会社の“司令塔”
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全社の人材戦略を設計する立場
→「誰を」「どこで」「どう育てて」「どこへ送るか」までが人事の仕事 -
“採用だけやってます”では、会社は動かせない
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評価制度の設計は、社員の行動を変える“仕掛け作り”でもある
→評価次第で、“動く社員”と“止まる社員”が分かれる
5. 学生に伝えたいこと
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「採用=選ぶだけの仕事」ではない。採った後の設計こそが本番
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評価制度の裏側には、会社が“どんな行動をしてほしいか”が詰まっている
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「人を見る」ではなく、「人の流れを設計する」のが人事の本質
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「人事=優しそうな人がやる仕事」ではなく、「会社の舵を取る頭脳」だと知ってほしい
🔚 最後にひとこと
人事は“人の人生”だけじゃなく、“会社の未来”も背負っている。