1. 冒頭メッセージ
「頑張ればちゃんと評価される」
「年功序列より成果主義がいい」
「うちの会社、昇給額がしょぼすぎる…」
──そう思ってる人、多いよね?
でもその“評価”、誰が、何を見て、どう決めてるのか知ってる?
就活の説明会では絶対に語られない、“お金のリアル”、教えます。
2. 昇給は「毎年自動」じゃない
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多くの企業では「等級制度+評価テーブル」で決まっている
→ 例えば評価が「S〜D」なら、Sなら昇給幅多め、Dなら据え置きまたは減額も -
「横並び昇給」はすでに崩壊しつつある
→ 同期で3年後に年収差50万円以上のケースもザラ -
大企業はベースが高いけど、スピード感は遅め
→ ベンチャーは逆に“昇給ゼロ→突然ドン!”みたいなパターンも
3. 評価って誰が決めてる?
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基本は「一次評価者(上司)」→「二次評価者(部長クラス)」→「最終決裁(人事 or 経営層)」の流れ
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主観とバイアスはめちゃくちゃ入る
→ 同じ成果でも「目立つタイプ」「上司と合うタイプ」が評価されがち -
定量より“定性”が重視されることも多い
→ いまだに「がんばってる感」「チーム貢献」がモノを言う組織もある
4. 賞与(ボーナス)は“景気”だけで決まらない
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会社の業績連動は建前、部門ごとの配分+個人評価で差がつく
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同じ部署でも、評価次第で50万〜100万円の差が出ることもある
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何に基づいて査定してるの?
→ 「目標設定シート」とか「半期の振り返りシート」…けど、正直、上司の印象が9割
5. 学生がこれを知っておくべき理由
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「どの職種・部署が評価されやすいか」は会社ごとに違う
→ 売上直結の営業が評価されやすい会社もあれば、企画や開発が強い会社もある -
キャリアの初期で「評価される立ち位置」にいると昇給の伸びが段違い
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評価・昇給・賞与=“人事のコントロール下”にある
→ 入社後、「なぜ俺の給料は上がらないんだ?」って怒る前に、構造を知っておこう
🔚 最後にひとこと
評価は“公平”じゃない。納得感がないのは、ルールを知らないからだ。