1. 冒頭メッセージ
説明会でも面接でも、
「なんか人事って偉そうだよな」って思ったこと、ない?
でもその態度、“強さ”じゃなくて“必死さ”の裏返しかもしれない。
実は──人事って、会社の中では意外と「弱い」立場なんです。
2. 人事は社内では“決定権がない”
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人事は「面接をする側」だけど、「採用決定をする側」じゃない
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内定出すかどうかは、現場の“事業部長”や“役員”が決めている企業も多い
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配属・昇進・異動も、現場の“根回し”が強く働くことが多い
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だからこそ、現場との調整力・交渉力がないと、全然言うことを聞いてもらえない
3. “強気に見える”のは、社内で舐められないため
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人事がフラットで柔らかすぎると、他部署から軽く扱われる
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「うちの部の希望は絶対通せ」「この子は欲しくない」など強圧的に言われることも
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→ 社内政治に飲まれないよう、“毅然とした態度”が必要になる
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結果、学生から見ると「なんか人事ってエラそう…」と映る
4. 人事のジレンマ:板挟みの現実
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学生には「うちの会社に来てほしい」と思っている
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一方で、現場からは「即戦力がいい」「●●大以外はNG」など無茶な要求が来る
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上からは「採用数足りてないけど、質は下げるな」とプレッシャー
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→ 全方位調整で、とにかく“嫌われ役”にならざるを得ない
5. 学生に伝えたいこと
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「人事=偉そう」ではなく、**“裏で誰よりも調整してる存在”**だということ
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採用活動は、単なる仕事じゃなく、「自社の未来をつくる仕事」
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本音では、“良い学生に出会えたときが一番うれしい”のが人事
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偉そうに見えても、実は誰よりも“会社と学生の間で悩んでいる”かもしれない
🔚 最後にひとこと
「偉そう」に見えるのは、“必死さ”の現れかもしれない。
その裏にある葛藤や情熱にも、少し目を向けてみてほしい。