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人事⑩:「人事ってなんか偉そう…」そう見えるのは、むしろ“弱い立場”だからです。

職種紹介

1. 冒頭メッセージ

説明会でも面接でも、
「なんか人事って偉そうだよな」って思ったこと、ない?

でもその態度、“強さ”じゃなくて“必死さ”の裏返しかもしれない。
実は──人事って、会社の中では意外と「弱い」立場なんです。


2. 人事は社内では“決定権がない”

  • 人事は「面接をする側」だけど、「採用決定をする側」じゃない

  • 内定出すかどうかは、現場の“事業部長”や“役員”が決めている企業も多い

  • 配属・昇進・異動も、現場の“根回し”が強く働くことが多い

  • だからこそ、現場との調整力・交渉力がないと、全然言うことを聞いてもらえない


3. “強気に見える”のは、社内で舐められないため

  • 人事がフラットで柔らかすぎると、他部署から軽く扱われる

  • 「うちの部の希望は絶対通せ」「この子は欲しくない」など強圧的に言われることも

  • → 社内政治に飲まれないよう、“毅然とした態度”が必要になる

  • 結果、学生から見ると「なんか人事ってエラそう…」と映る


4. 人事のジレンマ:板挟みの現実

  • 学生には「うちの会社に来てほしい」と思っている

  • 一方で、現場からは「即戦力がいい」「●●大以外はNG」など無茶な要求が来る

  • 上からは「採用数足りてないけど、質は下げるな」とプレッシャー

  • → 全方位調整で、とにかく“嫌われ役”にならざるを得ない


5. 学生に伝えたいこと

  • 「人事=偉そう」ではなく、**“裏で誰よりも調整してる存在”**だということ

  • 採用活動は、単なる仕事じゃなく、「自社の未来をつくる仕事」

  • 本音では、“良い学生に出会えたときが一番うれしい”のが人事

  • 偉そうに見えても、実は誰よりも“会社と学生の間で悩んでいる”かもしれない


🔚 最後にひとこと

「偉そう」に見えるのは、“必死さ”の現れかもしれない。
その裏にある葛藤や情熱にも、少し目を向けてみてほしい。

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