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“売り手市場”は永遠じゃない。買い手市場に変わる日が来る

就活リアル

「今は売り手市場だから、なんとかなるでしょ」
就活生から、そんな声をよく耳にします。企業が学生を取り合う状況に慣れてしまい、「待ってても内定が来る」と考えている人が少なくない。

でも、その感覚に甘えるのは危険です。

採用市場は常に揺れ動きます。景気、業界構造、人口動態――ほんの少しの変化で“売り手市場”は一瞬にして“買い手市場”に逆転する。実際、リーマンショックの後やコロナ禍では、わずか数か月で学生が一気に不利な状況に追い込まれました。

さらに今は、企業の本音として「大卒でなくてもいい」という声が増えています。専門卒・高専卒、さらには第二新卒にシフトする企業も多い。新卒一括採用が当たり前だった時代は、もう終わりつつある。

つまり「売り手市場=永遠の安心」ではない。むしろ今の“楽観ムード”は、未来のリスクを直視できていない証拠です。

本当に強いのは、市場環境に左右されない人材です。
耐える力、考える力、そして自分のスキルで選ばれる力を持っている人。こういう人は、売り手市場でも買い手市場でも生き残れる。

「今は売り手市場だから大丈夫」ではなく、
「明日買い手市場に変わっても生き残れるか」を基準に準備してほしい。

その意識の差が、数年後のキャリアを大きく分けます。

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