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経営企画⑦:Excelが使えない時点で、経営企画には向いてない。

職種紹介

〜「企画職」って、プレゼンより“数字”なんです〜


1. この職種って何をする仕事?

経営企画というと、アイデア出しや戦略立案をイメージするかもしれない。
けれど、実際には**「根拠となる数字をいかに読み、示し、説得力を持たせるか」**が全て。

つまり、パワポでかっこよくまとめるよりも、**「エクセルで正確に数字を扱えるか」**の方が大事。
分析できなければ、そもそも“企画”なんて作れない。


2. よくある誤解

  • 「経営企画=資料作成・発表する人」
    → プレゼンは“結果”。中身を支える数字の分析が8割。

  • 「アイデア力が大切」
    → 根拠がなければ、机上の空論。データとロジックがない企画は、通らない。


3. 向いてる人・向いてない人

向いてる人

  • 数字を細かく見るのが苦じゃない

  • ロジカルに物事を組み立てるのが好き

  • 仮説を立てて検証するのが得意

向いてない人

  • 感覚的に判断するタイプ

  • 数字を扱うのが苦手

  • 分析より発信・表現の方が得意


4. 現場のリアル

「この新規事業、やるべきか?」を決めるには、
市場規模・参入コスト・競合状況・想定売上・利益率などの数字での裏付けが必須。
「面白そう」だけでは、会社のお金を動かせない。


5. 若手が任される仕事

  • 各部署から集まるデータの整理と可視化

  • 売上や原価、KPIの推移分析

  • 上層部への報告資料の“元データづくり”

  • 仮説立案〜検証までのデータ分析サポート


6. この職種の将来性

数字で経営を支える力は、どの業界でも求められる。
データドリブン経営の流れもあり、**「経営×データ」**のスキルは価値が高い。
スタートアップから大企業まで、活躍の幅が広いのも特徴。


7. よく使う専門用語・知識

  • エクセル関数(VLOOKUP、IF、ピボットテーブルなど)

  • 財務三表(損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー)

  • KGI/KPI

  • 変動費/固定費

  • 損益分岐点


8. この仕事を目指すなら学生時代に何をすべきか

  • Excelを本気で学ぶ(ネットで独学でも可)

  • データをもとに考える習慣をつける(「感想」ではなく「根拠」で話す)

  • ゼミや課題で市場分析や企業分析を“数字ベース”でやってみる


9. キャリアチェンジ可能性(どこに繋がる?)

  • 財務/経理/経営管理系職種

  • 経営コンサル

  • データアナリストやBIエンジニアなど、分析職にも広がる


10. 学生が持つべき視点

「考える力」と「数字を扱う力」は、切り離せない。

「マーケや企画がやりたい」と言う学生は多いが、
経営企画は、想像以上に“地味な作業”の連続。
数字と地道に向き合える人こそ、評価される仕事だ。

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