■ キレイごとでは語れない、「物流のリアル」
物流職と聞くと、「運ぶだけでしょ?」「システムで最適化できるでしょ?」と思うかもしれません。
でも現場は、“人と汗とトラブルの連続”。
しかも、それをコントロールするのが物流職の仕事です。
■ 倉庫は、基本「暑い」「寒い」
-
夏 → 倉庫内は35℃超、汗だくでも作業継続
-
冬 → 暖房なしの場所も多く、手がかじかむ
-
雨の日 → 荷下ろし・積み込みは屋外でずぶ濡れになることも
👉物流職が現場に入るときは、スーツじゃなくて作業着が基本です。
■ 突発トラブルが“日常茶飯事”
-
トラックが遅延 → 出荷が全部ズレる
-
台風・大雪 → 物流が完全停止
-
システム障害 → 伝票が出ず、手書き対応
👉「自分の計画通りにいかない前提」で仕事するのが物流職。
その場その場で、現場と連携して“最善の策”を選び続ける力が求められます。
■ 土曜出勤や夜勤のある現場も
-
小売系の物流は週末繁忙が多く、土曜出勤がある会社も
-
夜間にしか入れない配送先の対応で、ナイトシフトに入るケースも
👉ホワイトカラーでも、物流職は“現場時間”に合わせる柔軟さが求められることも。
■ それでも、「現場に触れた人」だけが得られる強み
-
現場にしかない“改善のヒント”が見える
-
「机上の空論」でなく、「動かせる現実」を学べる
-
現場と本社をつなげる、“信頼される人材”になれる
👉物流の現場を知らない人に、現場はついてこない。
“現場を理解できるホワイトカラー”が、これからますます求められていきます。
■ 学生が持つべき視点
-
「働く現場」のリアルを知らずに、キャリアを選んでないか?
-
楽な仕事=良い仕事ではない。人が嫌がる現場を知ることこそ価値になる
-
汗をかいて得た経験は、必ず“職種の言語化力”や“信頼構築力”になる