■ 学生にはなじみがないけど、現場で飛び交う物流用語
物流の世界では、略語や専門用語が日常会話に登場します。
ここを押さえておくだけで、インターンや面接での“理解度の深さ”が一気に変わります。
■ よく使われる物流用語5選
① 3PL(サードパーティ・ロジスティクス)
物流業務を“第三者”である外部の物流会社に委託すること。
例:「この工程は3PLに任せてるから、委託先と連携して調整して」
→ 荷物を運ぶ・保管するだけでなく、業務全体を請け負うパターンが増えています。
② SC(サプライチェーン)
原材料の調達~製造~販売までの流れ全体のこと。
物流はこのSCの“血管”。ここが詰まると、企業の全体が止まります。
③ 配送リードタイム
商品を受注してから納品までにかかる時間のこと。
「リードタイムを短縮するには?」という議論は、物流改善の王道テーマ。
④ 輸送費と物流費の違い
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輸送費=トラック代や配送業者への支払いなど、「運ぶこと」にかかる費用
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物流費=輸送費+倉庫代、人件費、資材費なども含む「物流全体」にかかる費用
👉就活で「物流費を下げたい」などと語ると、“お、分かってるな”と思われます。
⑤ DC(ディストリビューションセンター)とTC(トランスファーセンター)
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DC:在庫を保管し、各地に分配する拠点(例:アマゾン倉庫など)
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TC:在庫を持たず、通過させるだけの中継地点(スピード重視)
自社がどちらの方式か、物流戦略の理解にも関わります。
■ 他にも押さえておくと強い知識
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モーダルシフト(鉄道・船への輸送転換によるCO2削減)
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トラックの積載率(空気を運ばない工夫)
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インコタームズ(国際取引の貿易条件)
■ 学生が持つべき視点
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略語や横文字は避けがちだけど、業界理解には不可欠
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語彙を知る=「会話の土俵に乗れる」こと
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志望動機に“用語1つ”加えるだけで、印象はガラッと変わる