■ 一言でいえば、“情報の門番”
広報とは、「企業の情報を、誰に、どう伝えるか」をコントロールする職種です。
社外には「会社のイメージをつくる人」、社内には「情報のハブになる人」として機能します。
具体的には…
-
プレスリリースの作成・配信
-
取材対応/記者会見の準備
-
SNSやWebでの情報発信(オウンドメディア運営含む)
-
社内報やイントラでの社内広報
-
危機管理広報(不祥事・炎上対応)
-
IR(投資家向け情報開示)との連携(上場企業)
など、“社内外すべての情報の流れ”を広報が設計・管理していきます。
■ 「華やか」なようで、めちゃくちゃ繊細
広報のイメージは、たしかに“花形”です。
記者会見の舞台裏にいたり、SNSで何万人に情報を届けたり、YouTube企画に関わったり。
でも本質はむしろ、「伝えない判断」や「炎上を防ぐ設計」ができるかどうか。
ひとつの言葉の選び方、タイミング、誰に出すか。すべてに神経を使います。
■ 広報は“最前線”にして“最後の砦”
たとえば、企業のトラブル発生時。
実は一番に記者から電話が来るのは、社長でも法務でもなく、広報です。
だからこそ、
-
社内で何が起きているかを常に把握し、
-
メディアや世間の感情を予測しながら、
-
企業として“何をどう伝えるか”を決断する。
──そんな、**「表」と「裏」をつなぐ“橋渡し役”**が、広報という職種なのです。