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広報④:現場のリアル 華やかそうに見えて、実は「火消し」と「根回し」がメイン業務。

職種紹介

■ 「情報を出す」までにある、膨大なプロセス

たとえば新サービスのリリース。
「よし、広報で発信しよう!」と思っても…

  • 開発部門に詳細ヒアリング

  • ロゴ・素材・写真の調達

  • 法務チェック

  • 経営陣の承認

  • 場合によってはIRや人事とのすり合わせも

──とにかく調整、調整、また調整。

一言一句に責任が伴うからこそ、確認・根回しが命。
すぐ発信できることなんて、ほとんどありません。


■ 毎日が“地味な情報収集”

華やかそうな記者発表やSNS運用の裏では、
「誰がどんな情報を持ってるか?」を常に探る地道な情報収集が続きます。

  • 会議の議事録に目を通す

  • 営業や技術者に声をかけて情報をもらう

  • 他社の動向や報道をチェックする

──そんな日々の積み重ねが、いざという時に「広報ネタ」になります。


■ トラブル対応=“社内の総合司会”

事故・不具合・炎上・クレーム…。
トラブルが起きたとき、最も神経をすり減らすのが広報です。

「いつ、どのタイミングで、誰が、何を、どう伝えるか」
一歩間違えば**「隠蔽だ」「謝罪が遅い」と叩かれる世界。**

しかも、“現場の声”と“経営判断”の板挟みにもなりやすく、胃が痛くなる瞬間も多いのがリアルです。


■ 現場を支える「見えない努力」

だからこそ、広報に必要なのは…

  • トラブルを恐れず情報に向き合う覚悟

  • 社内外の温度差をつなぐ感受性

  • 派手さではなく、“信用”を積み上げる誠実さ

SNSのフォロワー数でも、文章力でもない。
人と向き合い、信頼を守る裏方力こそ、広報の本質です。

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