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“社会人っぽさ”は、マナー講座では身につかない

就活リアル

「社会人っぽい」って、どういう人だと思う?

・敬語が正しい
・スーツが似合ってる
・メモを取るのがうまい

――たしかに、そういう“表面”も大事だ。でも、本当に社会人らしさを決めるのは「習慣」だ。

例えばこんな学生がいたとする。
毎回5分前には必ず来る。約束を忘れない。LINEの返信が早くて、連絡も丁寧。相手の状況を自然に気遣える。
この人が就職したとき、わざわざ「社会人のマナー」を学ばなくても、もう十分“社会人らしい”と思わないだろうか?

逆に、いくらマナー講座で敬語を学んでも、遅刻癖がある、約束を忘れる、言い訳が多い人は「社会人として不安」だと感じるはず。

つまり、“社会人っぽさ”とは、特別なスキルじゃなく、日常の習慣の集積だ。
「丁寧に生きているか」「信頼される行動が取れているか」
ここが整っていれば、マナーは後からいくらでも整えられる。

就活でよく言われる「企業はマナーを見ている」という言葉。
でもその“マナー”は形式的な敬語ではなく、人としての信頼感を生むふるまい全体のことを指している。
挨拶をきちんとする、遅刻しない、レスが速い、資料を読む――こうした積み重ねが「この子、社会人っぽいな」という印象に変わる。

大切なのは、就活直前に一夜漬けで「社会人っぽく見せる」ことではなく、普段から社会人としてのベースを整えておくことだ。

「マナー講座で変わる」のではなく、「毎日の習慣が未来をつくる」。
その意識を持つことが、社会に出たあとも圧倒的な差になる。

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