この職種の仕事内容とミッション
秘書の仕事は、上司(役員・社長など)の業務をスムーズに進めるための“影の右腕”。
スケジュール管理から社内外との調整まで、「この人がいなければ回らない」存在になることも。
主な業務は以下の通り:
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スケジュール・アポイント管理
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来客・電話・メール対応
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社内外との連絡・調整業務(役員同士、取引先など)
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出張手配・経費精算
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会議資料や議事録の作成補助
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お礼状や贈答品の手配
表に出る仕事は少なくとも、上層部との信頼関係が最重要ミッションです。
チームで動く?個人で成果を出す?(働き方の特徴)
基本は1人~少数で動く完全サポート型ポジション。
他部署と連携する場面も多く、“段取り力・気配り・調整力”が仕事の鍵。
この職種でよく使う専門用語・ツール
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アテンド(同行対応)/お付き(同行秘書)
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レター対応(礼状や案内状の作成)
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ビジネス文書/礼儀文書
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Outlook(スケジュール管理)/経費精算システム
向いている人・向いていない人(性格・志向・価値観)
✅ 向いている人
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空気を読むのが得意で、裏方に徹するのが好き
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相手のニーズを先読みできる(“言われる前に動く”力)
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礼儀・マナーに自信がある/整った言葉遣いができる
❌ 向いていない人
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自己主張が強すぎる(主役タイプ)
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“察する力”が弱く、言われないと動けない人
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曖昧な指示に混乱する人(上司によって対応が違う)
この仕事に就く前に、知っておいてほしい“現実”
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「上司との相性」で仕事のストレスが激変
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指示が曖昧でも、自分で最適解を出さなきゃいけない場面が多い
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「ミスしない」より、「信頼される」ことの方が難しい
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急な依頼・スケジュール変更も日常茶飯事。“柔軟対応力”がすべて
キャリアの広がり方と、よくある“転身パターン”
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人事・総務・庶務などバックオフィス部門への転身
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社長室/経営企画/広報など、上層部と関わるポジションへ
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外資系企業でのエグゼクティブアシスタントとして再チャレンジ
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**起業家や個人事業主の秘書(パラレル秘書)**など働き方の多様化も
取得しておくと良い資格・スキル(5~6個)
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秘書検定2級~準1級(ビジネスマナーの基礎力)
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MOS(Word/Excel)・タイピングスキル
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TOEIC(外資系やグローバル企業で役立つ)
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ビジネス実務マナー検定
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日本語検定・ビジネス文書検定(礼状作成などで重宝)
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心理学系の知識(上司との関係構築に活かせる)
学生時代にやっておくと有利なこと
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ホテル・百貨店・受付などでのマナーが問われる接客経験
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インターンでの社長アシスタントや人事補助などのサポート業務
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社会人とのやりとりに慣れておく(礼儀・敬語・報連相)
🔚 最後にひとこと
「なんでも屋」じゃない。
あなたがいなければ、会社のトップは動けない──それが秘書という仕事です。