■ 経理職の“共通語”を知らないと、会話が成立しない
経理の現場は、専門用語のオンパレード。
最初はまるで暗号みたいに聞こえるけど、
この“言葉”を知らないと、そもそも議論に入れません。
■ よく使う用語(一部)
✅ 仕訳(Journal Entry)
企業の取引を「借方(左)」と「貸方(右)」に分類して帳簿に記録すること。
例:「売上を計上する」「経費を仕訳する」
✅ BS(貸借対照表/Balance Sheet)
会社の資産・負債・純資産の状況を表す表。
「会社がどれだけ持ってて、どれだけ借りてて、差し引きいくらか」がわかる。
✅ PL(損益計算書/Profit & Loss)
一定期間の売上と費用、その差し引きによる利益を表す表。
「この3か月、儲かった?損した?」が一目でわかる。
✅ CF(キャッシュフロー)
会社の現金の動き(出入り)を表す。
黒字でもキャッシュが尽きたら倒産する。
👉「黒字倒産」のリスク管理に不可欠。
✅ 減価償却
高額な設備などを年ごとに分割して経費にする会計処理。
一気に経費にできないので、年数で“薄める”。
✅ 精算
経費や売上などの数字をまとめ、最終的な結果(損益など)を確定させる作業。
「月次精算」「決算精算」などで使われる。
✅ 照合(チェック)
取引の記録と請求書・契約書・通帳などのデータが一致しているか確認する作業。
例:「請求内容と仕訳を照合しておいて」
■ 専門用語=“経理の語彙力”
これらを知らずに経理をやるのは、辞書なしで外国語を話すようなもの。
学生のうちから少しずつ触れておくだけでも、
入社後の理解度が段違いになります。