1. どんな人が向いてる?
✅ 全体を見るのが好きな人
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設計・製造・購買・品質、すべての工程を“つなぐ”のが仕事
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1つのことを深掘りするより、全体を整理して組み立てる思考が求められる
✅ 現場に足を運べる人
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パソコン上では完璧な設計でも、現場では通用しないことも多い
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作業員の手の動き、工場の動線、実際の音や振動まで見に行く“行動派”が活躍する
✅ 論理と感情の両方を使える人
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設計者とロジックで議論し、現場とは感情も含めた信頼関係で動かす
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「数字」と「人」の両面に強い人が長く活躍する
2. 向いてない人は?
❌ 1人で完結する仕事がしたい人
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生産技術は「チーム連携」が大前提
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設計・製造・品質・購買など、関わる人数が多すぎるくらい多い
❌ ルールが決まっていないと不安な人
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工場ごと、製品ごとに“正解が違う”世界
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「とりあえずやってみる」「仮説で動く」柔軟性が求められる
❌ 机上だけで完結したい人
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図面や数式だけじゃ、現場は動かない
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工場に行って、汚れて、現場と会話できることが必須
3. 実は“体育会系”?それとも“理詰め系”?
→どちらも必要。
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不具合が出たら即現場へ走る“フットワーク”
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トラブルの原因を分析する“ロジカルさ”
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設計・品質・購買との折衝を進める“調整力”
まさに、文理融合・思考と行動のハイブリッド型人材が求められる職種です。
4. 学生が持つべき視点
「理系だから開発職に行こう」「研究が好きだからその延長で」――
そう思う学生は多いですが、技術を“使って現場を動かす”という選択肢もあります。
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新しい製品の立ち上げに関われる
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工場の仕組みを一から設計できる
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問題が起きたとき、真っ先に呼ばれる責任と信頼感
「静かな職人」じゃない、**“現場を動かす技術職”**として、
生産技術という道があることを、ぜひ知っておいてほしいです。